「定年後の生きがい」は、アレンジメント教室の花仕事

長年フルタイムで働いてきましたので、定年後はのんびりと暮らす生活を想像していました。しかし、高齢化社会・少子化の社会問題は、老後の生活に、じわりじわりと影を落としています。年金受給開始年齢も引き上げになりました。
老後の生活に不安も感じつつも、活き活きとした生活をと願い、フラワーアレンジメント教室を開校しました。自宅を教室にして生徒さんと花のある生活を楽しむ、花仕事を始めることができました。資格取得レッスンとセミナーに前向きに取り組んだ2年間をご紹介いたします。

仕事をするということ

国民には勤労の義務がありますが、私の場合、年代により働き方や目的は異なりました。

働き盛り、生活のための仕事

栄養士資格を取得し、就職した食品会社で「仕事の基本は人の役に立つこと」という理念を徹底的に叩き込まれ、それが基礎となりました。入社当時、景気は上向き、毎年パートさんも参加し2泊3日の社員旅行、医療費は初診料のみで本人負担は無し、毎年必ず1万円の昇給、今となっては夢のような時代でした。給金に見合った生活をすれば、安定した暮らしがおくれるものと思っていました。
その考えが一転したのは、リーマンショックによるバブル景気の崩壊です。主婦として子育てをしていましたが、家計にもバブル崩壊の影響があらわれ、危機感を覚え再就職を決意しました。

直面したのは中途採用の厳しい現実。忙しい時に無理な仕事を率先してこなしても、暇になると「今日は帰って」と打ち切られてしまう準社員。中国への工場移転で、生産の仕事は減り、正社員での雇用は限られていました。年齢制限もあります。フルタイムで正社員として雇用してもらうために、専門職の資格が役に立ちました。
住宅ローンをかかえ、子供を大学卒業させるため、懸命に働きました。児童手当も十分ではなかった時代の共稼ぎ、公立とはいえ高校の授業料の支払いも大変でした。年末年始やお盆は常に勤務で、毎朝3時起床、睡眠時間は平均4時間。「8時門限なんて家、他になかった」と、大人になった息子が、後に愚痴をこぼしました。家族もさぞかし迷惑だったことでしょう。

生活も楽しむために、仕事をする

慢性的な睡眠不足状態で勤務していましたが、シフトによる不規則な勤務や現場作業は、年齢と共に体にこたえます。にも関わらず、55歳からは賞与が半減する決まりでした。住宅ローンも終わり、子供も独立したのを機に、60歳定年を待たずに、公共機関の就労支援を利用し転職しました。
準社員として働くことになった会社は、全く別の業界で、とても新鮮でした。福利厚生も充実しており、65歳定年でした。社員数も多いので、急を要する時には申請して休む事も出来ます。時間に余裕も出来ました。

余裕が生まれると、何かを始めたくなります。
忙しい日々に、癒されたフラワーアレンジメントを、定年後に楽しむために、仕事の合間に通える教室を探しました。生花のフラワーアレンジ教室は色々あるはずですが、なぜか、兵庫県の教室が検索にあがり、はるばると体験レッスンに出かけることになったのです。

馴染みのないイギリススタイルのフラワーアレンジ。まだ見たことのない新しい世界が待ち受ける高揚感と、高い交通費を払い関西まで行く罪悪感。その二つを天秤にかけて決めかねていた時、背中を押してくれたのは青空でした。体験レッスン当日、予報では東海地方を直撃するとみられた台風が逸れ、無事新幹線に乗車する事ができ、降り立った駅で見上げた青空。
仕事をしていればこそできる習い事だと、心が決まりました。

役に立つ、生きがいを定年後にも

その一方で、別の不安も抱えていました。

仕事で、人の役に立つことの意義を教わりました。誰かに喜んでもらえる事は喜びですし、役に立っていると思えることはやりがいにつながります。しかし、定年退職してぼんやりと毎日を過ごすようになったら、社会との隔たりが感じられてしまうようで、不安に感じていました。ボランティアやシルバー人材センターの登録なども考えましたが、体に負担がある仕事は出来そうにありません。


定年は、三年後に迫っていました。

定年後に仕事をするにはどうしたら良いか

生きがいを求めて、会社を退職した後も仕事をするためには、どうしたら良いでしょう。

得意な事を仕事にする

得意な事を、定年後の仕事にされている方がいらっしゃいます。


これまで一番大切にしてきたことは、食と健康でした。国家資格やその他の資格も取得していますが、組織に属して出来る仕事です。定年後に、仕事として成り立つものではありませんでした。得意な事を仕事にするためには、専門以外に必要な事が山のようにあります。まとまった資金も必要となりそうです。何より、そのやり方がわかりませんでした。

好きな事を仕事にする

好きな事を退職後の仕事にすることは、更に難しいと思っていました。花のディプロマをいくつか取得したものの、人に教える自信もなく、趣味として楽しむだけでした。

そんな時、フラワーアレンジメントの体験レッスンを申し込んだ教室は、一般社団法人フラワーワークスジャパンの本校です。ホームページやブログを検索すると、花仕事を始めるノウハウがある事がわかりました。学び続ける姿勢も求められています。好奇心が日に日に沸き起こります。
「このコースを受講するとディプロマが取得できます」という協会は沢山ありました。しかし、仕事を始めるために必要なコースとセミナーを用意し、「成功は自らの具体的な行動によって実現する」と言い切るフラワーワークスジャパンのような協会は珍しく、その潔さに共感しました。実際に仕事をしている先生のお話ですから、何より説得力もありました。
資格取得をして教室開校し、探求心を持ち続けて取り組む仕事は、生きがいにつながる予感がありました。


こうして、好きな事を仕事として構築する方法が見つかりました。

lesson
レッスンで制作した作品(本校にて)

フラワーワークスジャパンの資格取得は花仕事へのステップ

技術と知識を習得する


フラワーワークスジャパンのシステムは、明確でした。レッスンを始める時点で、資格取得コースか趣味のコースかを選択します。プリザーブドフラワーとフレッシュフラワーがありますが、フレッシュフラワーの資格取得コースを選択しました。
資格取得コースでは、基礎となるベーシック1を受講し、5つのデザインの作り方を学びます。様々な花材を用意してくださっていますので、花の知識も増えていきます。その間、イギリススタイルの特徴も学びます。レッスンで学んだ内容が課題となり、実技と筆記の試験があります。試験で評価される内容も、あらかじめ示されていて、レッスンで指導しています。試験に合格した後には、花仕事支援セミナーを受講します。
さらに、教室開校コースには、教授法セミナーがあり、事務的な説明のほか、模擬レッスンも行います。


セミナーの中で花仕事を構築していく事で、教室開校してからぶつかる壁を、回避する事が出来たように思いました。開校までにしなくてはならないこともわかり、修正や準備を行う事が出来ました。


販売を目指す方には、ギフトコースレッスンと販売法のセミナーが用意されています。さらに、その先にもステップに合わせてコースがあり、そのどれもが細部までこだわって作られたテキストが基本になっています。

花仕事の構築

一つ一つの課題に取り組み、必要な事を習得するだけでは仕事にはなりません。
どういう花仕事を始めるのか、構築していく必要があります。道筋は示していただけますが、知識をもとに、自らが実践しなくては、形にはなりません。
個々に描く花仕事は、恐らく色々あると思います。生活の基盤にしたいとお考えの方、インターネットを活用して幅広く販売をされたい方、身近な人を対象に教室を運営されたい方、家業への活用を模索される方、他にも様々な方がいらっしゃることでしょう。
独立した経営者として、自らの目標や目的に向かい、行動することで初めて仕事として成り立つのだと思います。期限やノルマは示されていません。自主性が尊重されていると感じています。

フラワーワークスジャパンとの出会いにより、知ったことが沢山ありました。その一つが、静岡県の花産業の現状です。花は県の特産物で、近隣にも多くの花農家さんや花仕事に携わる人が多いことを知りました。静岡県のホームページでも発信されています。フラワーアレンジメントを通して、生徒さんや花農家さんにも喜んでいただける可能性を感じました。バラを多用するイギリススタイルのアレンジと、バラの産地である静岡県。地元の利を活かした教室を思い描きました。

レッスン作品
本校でのエレガントなティータイムは、レッスン後のお楽しみ

教室開校

体験レッスンから2年後、フラワーワークスジャパンの認定校として、「Atelier桜木」を静岡県に開校いたしました。教室開校のタイミングは、ホームページの公開に合わせました。
Atelier桜木では、趣味のコースと資格取得コースベーシック1のレッスンをご用意しております。生徒さんに他のコースも取得していただけますよう、引き続きレッスンにも通っております。
レッスンを重ねる事で視野が広がり、資格を取得する事で視点が変わりました。見えていなかったことが、色々見えてきます。教室運営のお手本を間近で見る事ができ、的確なアドバイスを受ける事も出来ます。
目標や未来の姿を描くことは大変でしたが、早い段階で行う事は意義があったと思います。

教室の開校で、今後は静岡県でもフラワーワークスジャパンの資格取得が出来るようになりました。イギリススタイルのフラワーアレンジを通して、花仕事を始めたいとお考えの方や教室開校を目指す方を応援してまいります。

未来への投資

定年を控えて取り組んだ、フラワーワークスジャパン認定校としての教室開校。
簡単ではありませんでしたが、明確な道筋がありました。さらにこの先、どう進むか、どこへ向かうか、どう広げるのか。実際の花仕事はここから始まります。


花に癒され、暮らしに花を添え、技術と自信を身につける一石三鳥のレッスンは、私の未来への投資と考えています。

Atelier桜木作品
レッスンで制作した作品を自宅で楽しむ

参考資料

フラワーワークスジャパン   https://flowerworksjapan.or.jp

趣味から始まった資格取得、その先に待っていたflower works

まずは体験レッスンから始めましょう!

フラワーアレンジを習ってみたいと考えてるけど、授業の内容や先生との相性も分からないとちょっと心配ですね。Atelier Sakuragiの体験レッスンは手ぶらで受講できます。
★体験レッスンは1~2名の少人数でおこないます。あなたの疑問や心配事にしっかりお答えします。
★体験レッスンの内容は通常の授業と同じです。今後の授業がどんなふうに進むのかもわかりやすく体験できます。
★体験レッスンは手ぶらで大丈夫です。必要な道具はすべて準備しています。