江戸時代の庄屋屋敷「加茂荘」、戦後の衰退から救った花菖蒲

加茂荘

掛川市原里にある加茂荘花鳥園は、新東名高速森掛川ICから約5分の山里にあります。ハシビロコウで有名な掛川花鳥園とは姉妹施設です。4月下旬から咲き始めた花菖蒲を見に出かけました。早咲きから遅咲きの品種へと、6月下旬まで順次見頃を迎え、観光客を乗せた大型バスをよく見かけます。
加茂荘は、戦後の農地改革で多くの耕地を失い、江戸時代からの庄屋としての輝きを失いました。それを救ったのは加茂荘の代名詞にもなっている菖蒲の花でした。

加茂荘
加茂荘花菖蒲

加茂荘は花菖蒲が特に有名です。約600品種50万本の花菖蒲を栽培、品種改良にも取り組んでいます。大きな屋敷の門前に広がる菖蒲園。色とりどりの花菖蒲の周囲をアメンボやカエルやメダカが泳ぎ、マガモが3羽エサをついばむ、のどかな里山の景色が広がります。7月には古代ハスが見頃になるそうです。今の時期はアジサイも見頃でした。こちらも数百の品種を、温室内・屋外で栽培しています。鉢植えの販売も行っていました。

加茂荘
温室


加茂家は桃山時代からの庄屋です。江戸末期には多くの小作人をかかえ、掛川藩から地方御用達として、公認の金融機関の役割も持つようになったそうです。家康からの書状や古文書も多数、蔵したと聞きます。庄屋屋敷の建物も見学する事が出来ます。

加茂荘
かまど
加茂荘
旧米蔵
加茂荘
古道具展示

加茂荘の大部分の建物は安永2年(1773年)の建築。20余りの部屋があり、広い土間もあります。郷土資料館を思わせるような、昔の道具が多数並んでいました。「戦後の農地改革で約五十町歩の耕地を失い、時代の流れに消えるかにみえました。しかし、明治の初めごろから植えられてきた花菖蒲を増やし、新たな収集、品種改良を心がけたことにより、シーズンには多くの方々が訪れる名所として復活いたしました。」
花菖蒲の名所として広く知られる加茂荘の歴史に触れた一日でした。

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